名古屋臨海鉄道のお仕事紹介 -先輩の声-

貨物列車は多くの人の手を経て仕立てられ,皆さまの大切な貨物を運んでいます。
ここでは,普段皆様の目に触れる機会が少ない,貨物列車の仕事に携わる各分野の社員にフォーカスし,仕事の内容を紹介します。
 

輸送編 -駅係員のお仕事-

納堂 凌一さん
東港駅所属
入社年月 平成26年4月

お仕事の内容を教えてください

全国の貨物駅から到着した貨物列車には,みなさまからお預かりした荷物がコンテナに入れられて載せられて来ます。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが,貨物列車はものすごく長いんです。
最長で26両,長さにすると約600メートルもあります。
私たち駅員は,無線機や「合図旗」を使って,離れた場所で機関車を運転している機関士に合図を送り,荷物を積降す専用のホームまで誘導していきます。
荷物を積み終わった貨車は,全国へ発送するために行先ごとに集め,決められた順序通りに貨車をつなぎます。

「合図旗」とよばれる赤色と緑色の旗を巧みに振って,
機関士に合図を送っています。

お仕事中のエピソードを教えてください

全国を走行している貨物列車は,天候や事故などが原因で遅れて到着することがあります。
しかし,遅れて到着した貨物列車を各担当者・部署と連携して,ダイヤ通りの時間に送り出すことができたときに「頑張ってよかった!」と感じます。

「安全」のために心がけていることを教えてください

私たちの仕事は,些細な間違いが大きな事故につながります。
貨車をつなぐときや切り離すとき,移動するときなど作業の節々で「指差喚呼」して確認しています。
また,私たちの仕事は1人だけでは完遂できません。ほかの人とチームを組んで作業に当たっていますので,自分の作業だけでなく他の作業者の様子も確認して,何かあった場合にフォローができるようにしています。

貨車をつないだあとの確認は,1か所ごとに「指差喚呼」しています。

運転編 -機関士のお仕事-

上田 晋一さん
東港駅所属
入社年月 平成20年2月

お仕事の内容を教えてください

皆さまからお預かりした荷物を載せて走る「貨車」は,自力では走行することができませんので,動力となる「機関車」を列車の最前部につないで線路を走行しています。
その「機関車」を操縦する仕事です。名古屋臨海鉄道では,ディーゼル機関車を使って皆さま の荷物を運んでいます。
また,機関車も機械ですのでまれに故障が発生することがあります。その際には対応を自身で判断し,軽微な故障であれば自力で対処します。

乗務前の点検中です。
見た目や音に異常がないかを確認しています。
 

機関士にはすぐになれるのでしょうか?

名古屋臨海鉄道では,入社後3年間鉄道の実務経験を積んだのち,社内選考試験・各種検査(健康診断・適性検査)を受けます。
選考試験と検査に合格した後,国土交通省が実施する学科試験に合格する必要があります。
学科試験に合格した後,次は実車を使用した運転訓練を約3か月間行い,同じく国土交通省が実施する実技試験を受験します。
実技試験に合格すると,晴れて動力車運転免許証が交付されます。
運転免許の交付後は各現場で実作業の見習いを受け,本務の機関士になります。

機関車を運転するための
「動力車操縦者運転免許証」です

お仕事中のエピソードを教えてください

お客様からお預かりした荷物を「自分の運転で」運んでいるということに,責任感とやりがいを感じます。
また,沿線で小さい子どもたちがこちらに手を振ってくれているのを見ると,うれしくなります。

「安全」のために心がけていることを教えてください

貨物列車は,自動車と違い長大で,しかもとても重たい荷物を運んでいます。
そのため,ブレーキをかけても停止するまでに数百メートルもかかってしまいます。
ですので, 運転中は常に周囲の状況を見て,少しでもおかしいと思う状況になった時には即座にブレーキをかけられるよう神経を集中させています。

信号機や標識など,ひとつひとつ「指差喚呼」で
確認しながら運転しています。

検修編 -車両区のお仕事-

水谷 栄佑さん
車両区所属
入社年月 平成18年4月

お仕事の内容を教えてください

名古屋臨海鉄道では10台のディーゼル機関車を保有しています。
そのすべての機関車を検査・点検・修理する仕事です。
機関車には様々な種類があり,
6年に1回,すべての部品を分解して隅々まで検査する「全般検査」。3年に1回,エンジンや台車など重要な個所を検査する「重要部検査」,
3か月に1回,主要な部品を交換したりする「交番検査」。さらに3日に1回,車の日常点検に当たる「仕業検査」を行っています。
走行している最中にトラブルが発生しないよう,日常の検査で不具合の早期発見に心がけています。
また,機関車の燃料を給油する作業や,重たい貨物列車を引っ張る際に滑り止めとして使用する砂を補給する作業があります。

機関車のエンジンを分解して,整備している最中です。

ハンマーで検査箇所をたたいて検査する
「打音検査」を実施しています。
 

お仕事中のエピソードを教えてください

日々不具合が発生しないように機関車の整備をしていますが,機関車も機械ですので時には故障して機関区に帰ってくることがあります。
その時は検修係員みんなで協力して故障した箇所を探して修理します。
また,機関車の中には40年以上使用しているものもあるので壊れやすい部品も多く,また部品そのものがすでにない場合もあるため,その時は自分たちで部品を作成することもあります。

「安全」のために心がけていることを教えてください

作業をする際は刃物や重量物を使用することが多いので,自分がケガをしないように,さらには仲間にケガをさせないためにお互いに声を掛け合って協力しています。
また,鉄の切りくずなどでケガをすることがあるため,手袋などの保護具は確実に着用しています。